キッチンでJasperがひとりで寝てました。びっくり。こっちの赤ちゃんって、大人のミニチュアみたいだから、アジアが入ってる方がかわいいと思うんですが。
Film Festivalが終わったばかりですが、ART Rotterdam関係でアートイベント目白押しです。Art Rotterdamはアート・フェアで、去年も行ったんですが、おっと、去年の2月はブログさぼってますね。展示があっていっぱいいっぱいだったんだっけ。
えっと、去年は、某MIXIに日記書いていたので抜粋してみます。「コレクターか、アーチストか、着てるものの質で、ばっちり分かれてました。なんでこんなもんが、こんな値段?ってもんが売れてて、世の中には金持ちがいるもんだ、と思いました。コンテンポラリーとか言ってんのに、平面ばっかじゃん、結局コレクタブルなもんしか、金にならんのか、と、やや疎外感と、人酔いして帰ってきました。」
去年は2ユーロ(330円)のサッカージャージを着ていって、みじめな気分を味わったので、今年は普通のセーターを着て行きました。それにしても、なさけない日記だ。今年はパリのアート・フェアも行ってきたし、びびりませんよ。
チケットを入手できていなかったので、ギャラリーにもらいに行ったけれど、置いてあったところに無いし、あったとしても閉まってました。そうだよ、ギャラリストは会場に行ってるんだから、今日はチケット持ってるギャラリーはお休みだ。そこに置いてあるのは知っていたけど、閉まるの早くて行くと閉まってるし、2日続けて大雨だったので、日中出る気になれなかったんだよね。空は晴れたのに、とぼとぼしてる私たち。
しかし、今年はART Rotterdamに合わせて、Project (or) Art Fairが行われているのです。Kausでは、もっぱらこっちの方がおもしろそうだと、みんなの意見が一致していたので、ま、チケットの事はあとで考える事にして、元中央郵便局の建物へ。オランダは1年早く郵政民営化されたそうで、いきなり中央郵便局が空き屋になってました。
Project (or) Art Fair
2月6日~10日 13時~19時
Coolsingel 42
さて、その挑戦的なタイトルに期待しながら、3.50ユーロ(550円)を払って、入場。普通にアート・フェア?どこがプロジェクトよ?現存のアート・フェアから、はみ出す作品を集めたのかと思いきや、そうでもなく。いくつかインスタレーションがあったとはいえ、あまりにもアート・フェアのフォーマットを踏襲しすぎで、これでは二軍に見えてしまうよ?
ブースからはみ出す勢いがあったのは、この作品だけ。
Kunstraum NOE(オーストリア ウィーン)のブースいっぱいに櫓が組まれて、その上で飲み物がいただけるという、他愛も無い作品だけれど、こんくらい遊ぶのが正解なんじゃないかな。
あとはデン・ハーグの
<>TAGが、マークシートを読み込んで投影パターンが変わる作品を出していたのが、印象に残ったくらいで、あんまり気に掛かるブースはありませんでした。Francescaの「一番良かったのはタイトル」という言葉が全てを表しています。参加団体は28、参加アーチストは100名を超えるそうです。
Francescaのリクエストで、
こないだ行ったSijfにまた行きました。
今度は2階席。2人は、こないだ私が食べたサテを頼みました。おいしそうに食べてたのかな?
私はチキンソテー12.40ユーロ(1900円)。日本円に換算すると高さが身にしみますが、イタリア人とスペイン人の2人いわく、そんなに高くなく手ごろな感じみたいです。レートが悪すぎなんですよねぇ。この店はビール2ユーロ、300円。オランダはビールが安いのが救いです。
チケットも無く、おなかがいっぱいでくじけそうでしたが、エラスムス橋を越え、とりあえず会場に行ってみました。エントランスのバーから奥に入るドアに係がいて、チケットをもぎっています。ちゃんとしてて、どさくさなんて無理みたい。
知ってる人も見当たらないし、受付カウンターのチラシやカタログを見ていると、微妙な位置に見覚えのあるフライヤーが!Gema(でかくて手足が長い)をつっついて、手に取ると間違いなくチケット!カウンターの人はこっちを見ていなかったので、人数分ゲットして、無事入場できたのでした。チラシと続きで置いてあったけど、配るつもりの位置じゃなかったなー。でも知らない。
Mirtaのブースに行くと、Kausと懇意のオーナーいわく、チケットを分けてあげようと思って、いくら電話してもつながらなかったんだって。Mirtaのブースで会ったYuさんは、Mirtaがチケットくれるはずなんだけど、とカウンターで言ったら、ほいっとチケットもらえたんだって。なんだ、私たちもそう言えは良かったんじゃん。Kausのおっちゃんたちじゃなくて、今度からはMirtaに相談。
主催者の口上によると、今年で9年目、75ギャラリー、質だけでなく、将来有望な若手アーチストの発掘をしているというのもポイントみたいですね。確かに、生きている作家を扱っている感じで、死んじゃってるようなビッグネームは、あんまり見かけないかも。若手アーチストの発掘かどうかというと、一概にそうは思えませんが、ギャラリーも商売があるんだろうな、と冷静な今年の私。
どうしてもコレクタブルな平面がメインですが、立体系や、ちょっと感じが良かったギャラリーをピックアップしてみました。
illy Prize Stand
全体からピックアップされたノミネート作品の中から、大賞が選ばれて1万ユーロ(165万円)もらえます。
Mart House Gallery
Prinsengracht 529
Amsterdam
Willem Baars Projects
Henri Polaklaan 12a, Amsterdam
and
Chemould Prescott Road
Munbai
Rokeby
37 Store Street
London
Galerie ACDC
4, rue Ducouedic
Brest
Motive Gallery
Elandsgracht 10
Amsterdam
Metis_nl
Lijbbaansgracht 316
Amsterdam
Galerie Akinch
Lijbbaansgracht 317
Amsterdam
ART Rotterdam
2月6日~10日 13時~18時 週末11時~19時
Cruise Terminal – Kop van Zuid
印象としては、やっぱり壁にかけられるものや、小ぶりの彫刻しか売れてない感じでした。インスタレーションがどういう位置付けで扱われているのか、気になるところです。ギャラリーの打ち上げ花火的なポジションだとしたら、他の作品が売れてギャラリーはもうかるけど、インスタレーション作者には一文も入らないわけだし、にぎやかし扱いじゃないことを祈るばかりです。
知った顔もちらほら。でかい犬を連れている人がいて、じゃまくさいと思ったらKamiel(後見人)でした。大型犬連れて入ってる人なんて他にいなかったよ。合気道場の自称コレクターも来ていました。本当にコレクターなんだね。
奇跡的に風が無い日で、橋越えも楽勝で帰り着きました。とはいえ、ぐったりと眠たかったのですが、でかけていなかったChrisとKarinからお誘いが掛かり、Karinの個展タイトルを決める飲み会ミーティングが始まりました。タイトルってなんじゃと言う話から、なぜか宗教や教育の話などにも発展して、GemaとFrancescaが退散した後も、3人でChrisの漬けたにんにくの醤油漬けをさかなに、買い置きビールが無くなるまで飲み続けました。連日飲み!