市場の立つ日なので、アンコウを買って鍋をつくるべく、Fumiyaと出かけました。毎日書くネタを探してますが、制作に入ってしまうと、イベントは買い物と飲食関係しかありません。悪しからず。前回、布を探し回ったのがウソのように布屋が立っています。どういうこと?そして、今度は、前あれだけ見た、ちっこいアンコウがまったく売っていません。どういうこと?教訓、市場ではすぐ買え。時期の問題だと思いますが、倍以上ありそうな、でかいのしか見当たりません。どう考えても、吊るし切りは素人ができることでは無いし、ちっちゃいので練習したいところ。でも無い物はしょうがないので、計ってもらって値段を聞くことにしました。お兄さんがアンコウを持ち上げてびっくり、内蔵が無いぞう…。17ユーロだか18ユーロだか言っていましたが、お話になりません。他のアンコウもみんなハラワタを抜かれています。アンコウは断念することにしました。オランダ人、キモ捨ててるのか!もったいなーい!水を入れて吊るし切りしようにも、水が入らないでしょうが。すっかり意気消沈しました。
けっこう、太刀魚が売っています。北海道では、あんまり売っていないので、暖かいところの魚だと思っていましたが、そうでもないみたいです。日本で見るのよりデカイ気がします。
意気消沈したときは、やはり丸焼きしかありません。鳥の丸焼きが、あちこちでぐるぐるとグリルされながら、3.50ユーロ(525円)で売られています。あれしかない。今まで、こういう風に売っている鳥の丸焼きは、フランスとメキシコで試してみました。最初南仏で食べた時は、肉がぱさぱさになっていてがっかりしました。何年か後に、パリで、その事をちょっと思い出しながら、また買いましたが、ぱさぱさでした。フランスが悪いのか、運が悪いのかは分かりませんが、もうフランスでは食べません。メキシコでは、超ジューシーで大満足。付け合せにライスもつけてくれたので、重宝して、数日ごとに食べていたので、滞在先の人たちは引いてました。にぎわっていそうな鶏肉屋さんで、とりもも2本と鳥の丸焼きを買いました。ももをつつんでもらっている間にも、丸焼きはどんどん売れて行きます。おいしいに違いない。この日のほかの買い物は、前にも買い物をしたDVDやさんで、ニルスのふしぎな旅vol.1と2、2枚で5ユーロ(750円) 。スモークサーモンのきれっぱし、250グラムで、3ユーロ(450円)。秤は285グラムを指していましたが、おじさんは、まあいいやっておまけしてくれました。
帰ると5時、夕飯には早いけれど、丸焼きが冷めてしまうので、おやつとして食べてみる事にしました。大当たり!うまい!やわらかくて、ジューシー!もうアンコウなんて、どうでもいい。一応おやつなので、手羽とももを残して、胴体を平らげました。普通にお腹がいっぱい。スタジオに戻って作業をしていると、ロンドンの友人から、グループ展のお誘いの電話がありました。展覧会自体未確定要素が多いみたいだけれど、出せるなら出そうかな。9時過ぎに、ごはんとスモークサーモンで夕食をとっていると、NicとAnninaが帰ってきました。スイスでAnninaが新しいアートスペースを開くということで、そっちの仕事をしに行っていたそうです。Martinもいっしょにやるんだとか。それは、是非今度行かなくては。