5週間に及んだ、ヨーロッパ超またたび生活も今日でおしまいです。超またたび生活から、またたび生活に戻ります。
パリの町並みもしばらく見られないなんて思いながら、ちょっと食材を買いにMONOPRIXに行きました。モノプリすきだねー。本が重すぎるので、今回は自分用のお持ち帰り食材は無し。バス旅用とお土産とAdokaさん用にちょっとだけ。ああ、おいしかったな、フランス。
最後の食卓は冷やし中華と昨日の残り中華。まったくフレンチではありませんが、おいしいからいいじゃん。
Adokaさんのところには、長々と本当にお世話になりました。作品テーマに関わる根本の話もたくさんできて、一緒に居られて良かったです。受け入れる方は大変だったと思いますが、どうかこれに懲りずに、これからもよろしくお願いします。
3時ごろ出て40分ほどでバスステーション着。荷物は全部で40キロばかりあったので、階段の多いパリのメトロで2回のりかえたのはキツかったー。乗り込んだメトロの窓に映った顔を見たら、真っ赤で汗だくでした。季節はずれな。最後の駅はさすがにバスステーションまでエスカレーターで行けたので、その後はKausまで階段も無くたどりつけました。
深夜バスだから混んでいたのだと思いましたが、午後4時発のこの便も8~9割方うまっていました。運良く隣が空いたままだったので、行きに比べたら体は楽でした。パープルレインが流れるバスステーションを出て、ほどなく日が暮れました。
トイレ休憩は6時半にフランス国内で1回。バスにトイレと思われる場所があったのですが、誰も行っていないので、ただの物入れだったのかもしれません。それにしても7時間の行程でトイレ休憩1回って。サービスエリアはトイレや自販機があって、食べ物やお土産も売っていて、日本と同じく便利にできてます。バゲットとポタージュスープを買って夕食にしました。
運転手さんは、たぶん、クリスマスが終わってヒマになったのでバイトをしているサンタです。あんまり人相は良くありませんでしたけど。
8時半頃ブリュッセルについてだいぶお客さんが入れ替わり、運転手さんも交代しました。新しい運転手さんはDVDを入れてくれました。The Shawshank Redemption (邦題:ショーシャンクの空に)、公開当時映画館で見たきりなので、もう一度見たかった映画です。字幕無しで見たからイマイチ分からないところもあったし。でも…、フランス語吹き替えでした…。そして、予定より40分も早く、10時20分にロッテルダムについた時には、映画は佳境、なんてこった。
トラムもすぐ来て、10時45分にKausに到着。およそ8時間で旅程は無事終了。GAMMAが見えて、オランダ国内に入ったって分かった時、環状線から近くの病院が見えた時、そしてKausにたどりついた時、「帰ってきた」って感じがしました。
キッチンでは、明日帰るフランス人アーチストとKoheiが飲んでいました。そこに私が加わって、ChrisとKarinも加わって宴は深夜に及びました。オープニングのビールがあまっているから、ビール飲み放題だったし。フランス人は昔2年間日本に住んでいたとかで、あやしい日本語をあやつっていました。Koheiはクリスマスホリデーは彼にくっついてフランスに行っていたみたいです。去年のFumiyaとMartinもそうだし、私とKarinもそうだけれど、レジデンス先で気の合う友達ができるかどうかって、重要です。無理したって気なんか合わせられないもの。私らしあわせものだわ。
さすがに疲れていたので、みんなより先に、それでも2時に就寝。